ディスクブレーキの掃除はコレが正解!音鳴りの原因と専用洗浄剤を解説

サイクリング

ディスクブレーキ搭載車は増えている

マウンテンバイクだけでなく、ロードバイクやクロスバイク、グラベルバイク、シクロクロス、ミニベロでもディスクブレーキ搭載車のラインナップが急速に増えています。

一方で、「なんだか扱いが難しそう」という理由で、リムブレーキからディスクブレーキへの移行をためらっている方も多いのではないでしょうか。また、すでにディスクブレーキ車に乗っていても、油分や汚れが付着すると音鳴りや制動力低下の原因になる可能性があるため、お手入れ方法がわからず放置してしまっている方もいるかもしれません。

ディスクブレーキの画像

ディスクブレーキでやってはいけない事(4つのNG行為)

ディスクブレーキの取り扱いに慣れていない人がやってしまいがちなミスがあります。あなたはこんなことしてしまっていませんか?

  1. 素手でディスクローターに触る
  2. スプレータイプのチェーンオイルを注す
  3. 汚れたウェスでディスクブレーキを拭く
  4. パーツクリーナーでローターやパッドを洗浄する

ディスクブレーキは意外と繊細です。ブレーキローターやパッドに汚れや油分が付いてしまうと、制動力が低下したり、不快な音鳴りの原因になることがあります。

特に注意したいのは、パーツクリーナーの使用です。「脱脂できるから大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、パーツクリーナーの成分がブレーキパッドに染み込んでしまうと、音鳴りの原因になることが多いため、使用してはいけません

自転車の画像

ディスクブレーキに使ってもいい洗浄剤は?

ディスクブレーキに使っても問題ないと公式に明記されている洗浄剤は非常に少ないです。その中でも最も有名で、なおかつオススメなのが、イギリスのブランド「MUC-OFF」の「NANO TECH BIKE CLEANER」です。

このクリーナーは、公式にディスクローターやパッドへの影響がないと明記されているため、安心して使用できます。

 

バイクパフォーマンスを最大限まで発揮させるために、革新的なケア製品を作り続けるUKブランドMUC-OFF。環境に優しく、洗浄効果に優れ、自転車の繊細な塗装や部品に損傷を与えないクリーナー開発を目指して、1994年に革命的なナノテクノロジーを含んだピンク色の洗浄液が誕生しました。現在、TEAM INEOSやバーレーン マクラーレンをはじめ、トップロード・MTBチームがこぞって使用しています。

MUC-OFFは環境にも配慮しており、自然に還る素材で出来ているため下水に流しても安心です。

洗車時は、ギア周り(チェーンやスプロケット)はフレームよりも先に洗っておいてください。チェーンクリーナーはMUC-OFFのほか、WAKO’sなどほかのメーカーでも問題ありません。

Muc-Off – ドライブトレインクリーナー (750ml)

MUC-OFFのクリーナーは使い方がかなり簡単です。ギア周り以外はバイク全体にまんべんなくかけるだけでOK。ブラシでこすればブレーキダストもしっかり落ちます。

実際に私自身ディスクブレーキに使用していますが、今のところ音鳴りはまったく起きていません。洗ってすぐはローター表面に洗浄成分が残るのか、一時的に制動力が下がるように感じることもありますが、少し走って馴染めば元通り使えます。

もしディスクブレーキが音鳴りしてしまったら・・・

うっかり音鳴りするようになってしまった場合の対処法も知っておきましょう。

1. 中性洗剤で洗う

意外と簡単な方法ですが、ディスクローターを食器用中性洗剤で洗います。パッドには汚れや油が染み込んでいる場合が多いので、表面を紙やすりなどで軽く削り取ることで改善することがあります。

ライターやヒートガンであぶる方法もありますが、経験上、やすりで削る方が確実性が高いです。

2. 専用クリーナーを使う

同じくMUC-OFFからディスクブレーキ専用のクリーナーが発売されています。こちらも音鳴りに対して高い確率で効果を発揮します。

初心者の方にはこちらの方が簡単なためオススメですが、人気商品のため品薄状態が続くことがあります。

まとめ

ディスクブレーキは扱いが難しそうで、洗車も億劫に感じてしまうかもしれません。すでにディスクロードを持っているけど洗車できていない方、またはリムブレーキのバイクから買い替える勇気が出ない方もいるでしょう。

しかし、ディスクブレーキの性能を維持するためのお手入れは、専用クリーナーを使えば難しいことはありません。このブログを見て、少しでもディスクブレーキのバイクって良いかも!と思ってもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました