こんにちは、さかなです。
2020年8月7日(金)
釣り具メーカージャッカル×シマノのYoutubeライブで発表された新製品。
「POIZON ULTIMA 5piece」
このロッドの登場がパックロッド界に与える影響とは?
POIZON ULTIMA 5ピース
概要
「「バスロッドのあるべき姿」を見つめ、研ぎ澄まされた感度と新たなる調子を追求した先鋭的5ピースモデル。構造の自由度が高いマルチピースの特権を活かし、ティップからベリー、グリップまでを分断して設計することで1ピースでは限界のあった過剰な素材重複を排除。必要箇所を絞り込んでスパイラルXコアとハイパワーXを導入することによって贅肉を削ぎ落とし、ブランクスの軽量化と、従来モデルから約5%の慣性モーメントの軽減に成功しました。また、ティップに寄るほどピースが短くなるステップレングスデザインを採り入れ、曲がりの滑らかさを維持しつつ鋭敏な先調子を実現。従来構造では得られなかったシャープネスと感度を獲得しました。キャストフィール、フッキングレスポンス、そしてパワー。これらすべてに、かつてない“アルティマ”を感じていただけるはずです。」
簡単に言うと、ピースごとに特性を変えてより性能を高めたロッドです。
ポイズンアルティマは釣り具メーカージャッカルとシマノが業務提携して開発しているバスロッドの最高峰。
ラインナップ
ラインナップは3モデル。
1610M-5 ベイトモデル
全長:2.08m 仕舞寸法:49.2cm 適合ルアーウェイト:7~21g
王道番手である1610M。驚くべきはその持ち軽さ、振り軽さ。設計と素材の適材配置により1ピースモデルを凌ぐロッドバランスを実現。バーサタイルに使用できる素直なレギュラーファストテーパーにより、スピナーベイトからライトテキサスまで幅広く対応。
1610MH-5 ベイトモデル
全長:2.08m 仕舞寸法:49.0cm 適合ルアーウェイト:10~30g
1610Mと比べ、ジグ&ワームの釣りに特化させるべく、ファストテーパーに仕上げた1610MH。リーダーレスダウンショットリグや、ラバージグに適合。不等長のステップレングスデザインを採用した5ピースのメリットを体感できる1本。
266L-5 スピニングモデル
全長:1.98m 仕舞寸法:48.0cm 適合ルアーウェイト:3~10g
5分割のマルチピースUBDとステップレングスデザインのメリットを享受した極先調子のスピニングモデル。無駄のないブランクス構造により今までのワンピースモデルでは到達し得なかった操作性を実現。繊細さが要求されるライトリグ全般をこなす。
このロッドの革新的な点
このロッドが今までのマルチピースロッドとは違う点。
それはひとつひとつのピースに役割を持たせた事です。
究極が求めた5セクション
ネジレに強いティップとつぶれに強いバット。
優れたロッドとは、1本の中に異なる強さを高次元で有するものを言う。
持ちうる限りのテクノロジーと叡智の結集であるポイズンアルティマ。
ワンピースでは、考えられることのすべてをやり尽くした。
ジャッカル×シマノが、さらなる高みを目指すために選択したのは、
ロッドを5つのセクションに分け、それぞれのピースを徹底して磨き上げること。
究極が求めるならば、古びた概念など無用だ。
構造の分断を解とした必然の5ピース
#1
構造上、つぶれにくいティップにはハイパワーXのみを搭載し、軽さを重視。
#2
ベリー部はスパイラルXコアとハイパワーXでネジレとつぶれの両方を強化。
#3
径が太くなりネジレ剛性が増す3番節はスパイラルXコアのみ。
#4
太径でネジレにくいバット部分は基本構造であるスパイラルXコアのみ。
#5
1610M-5、1610MH-5にはトライアングルシェイプのフルカーボンモノコック、266L-5にはカーボンモノコック+カーボンシェルグリップを採用。
パックロッドの未来
今までのパックロッドは「携行用の釣り竿」でした。
1ピースや2ピースのロッドを持ち運びようにしたのがマルチピースなので、重量や感度は犠牲になってしまっていました。
ですがこのポイズンアルティマの登場によって、マルチピースロッドは1ピースや2ピースロッドの下位互換ではなく、より性能を高めるための新しい選択として生まれ変わりました。
他のマルチピースロッドももしかしたらパートごとにある程度役割が決められているかもしれませんが、こうして明確に書かれているのは見たことがありません。
ただ、正直ポイズンアルティマってめちゃくちゃ高い・・・。
安心してください。
こういう新しい技術はかならず後々下位モデルにも継承されて販売されます。
自転車でも釣りでも、この流れは変わりません。
自転車ならもう間もなくロードバイク用コンポーネントのトップモデル「DURA-ACE」がモデルチェンジと言われています。
毎回モデルチェンジの翌年にはそのトップモデルに採用された革新的な技術がセカンドグレードへ、その次の年はさらに下位グレードへ受け継がれています。
なのでおそらく近いうちにポイズングロリアスやポイズンアドレナ、さらにもしかしたら他のメーカーでも似たようなマルチピースロッドが登場してくるのではないでしょうか。
ピースの付け替えで個性を変更可能??
さらに個人的な希望としては、ピースの付け替えでロッドの長さや調子を変えられるとさらに面白いのでは?と思っています。
例えば1610Mのピースをいくつか付け替えることでビッグベイトも対応するようなH調子のロッドに変えられたり・・・。
高級なロッドなので何本も用意するのは金銭的に厳しいですが、グリップやバットはそのままでティップだけ売ってくれたら少ない費用で高級ロッドを何本も持っているのと同じことができます。
メーカーもその方が儲かるんじゃない?(笑)
カスタマイズ性、男の人ならきっとワクワクするはずです。
この他のオススメコンパクトロッドについてはこちらの記事をご覧ください。
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