
今回は、釣った魚を新鮮なまま、安全に持ち帰るためのクーラーボックスをご紹介します。大切な魚を美味しく食べるためにも、適切な保冷は譲れません!
自転車釣行(サイクルフィッシング)でのクーラー選びで最も重要なのは、サイズと重量です。重すぎると不安定になり、大きすぎると自転車にまたがりにくくなります。
【結論】自転車に積めるクーラーは「10L以下」が目安
自転車のリアキャリア(荷台)に安定して積めるクーラーボックスの容量は、ズバリ10L以下が目安です。
多くのリアキャリアのサイズは長さ35cm・幅15cm程度。これに対して、9Lクラスの小型クーラーは横幅がタイトに設計されているため、安定感が抜群で、走行中の揺れも最小限に抑えられます。
ちなみに、私は現在、後ほどご紹介するシマノの9Lモデルを使用していますが、キャリアの幅、長さにピッタリ収まり、本当に快適です。
品番 | カラー | 容量(L) | 重量(kg) | サイズ(幅×長さ×高さmm) 内寸法(中央値) | サイズ(幅×長さ×高さmm) 外寸法(本体のみ) |
---|---|---|---|---|---|
LF-009N | ピュアホワイト | 9 | 1.5 | 149×265×220 | 208×360×280 |
LF-009N | ライムグリーン | 9 | 1.5 | 149×265×220 | 208×360×280 |
【注意】大きすぎ・小さすぎるデメリット
荷台の大きさにクーラーボックスのサイズが合っていないと、走行に影響が出てしまいます。
- 小さすぎる: 大物が釣れた時に入らない。また、固定しづらく不安定になりがち。
- 大きすぎる: 重たくて不安定になるため、自転車の操作性が悪化。
- 大きすぎる: 後ろに張り出し、自転車にまたがる時に非常に邪魔になる。
自転車釣行におすすめな10L以下のクーラーボックス3選
ここでは、積載性と保冷力のバランスを考慮し、定番メーカーから厳選した3モデルをご紹介します。特に、断熱材の違いに注目してみてください。
オススメNo.1:保冷力と軽さのバランスモデル
ダイワ(DAIWA)クールライン SU 800X
このモデルの最大の魅力は、側面2面が真空パネルであること。発泡ウレタン単体モデルよりも保冷力が高く、夏場でも保冷剤の持ちが段違いです。
- サイズ:225×375×250(mm)
- 断熱材:発泡ウレタン + 側面2面真空パネル(ハイレベルな保冷力)
- 重量:2.1kg
- 容量:8L
重量は若干ありますが、「とにかく魚を新鮮に!」というニーズに応える、保冷力重視のアングラーにおすすめです。

サイズ的には使いやすいですが、尺以上の魚を沢山入れるのは、ちょっと厳しいかもしれません。
オススメNo.2:軽さと抗菌性が魅力のコスパモデル
シマノ(SHIMANO)FIXCEL LIGHT 90
私が愛用しているモデルです。特筆すべきは軽量性と使い勝手の良さ。
- サイズ:208×360×280(mm)
- 断熱材:発泡ポリスチレン(軽量性優先)
- 重量:1.5kg
- 容量:9L
断熱材は発泡ポリスチレンですが、本体が非常に軽く、自転車の揺れも抑えやすいのがメリット。さらに抗菌仕様で臭いがつきにくく、水洗いだけで生臭さが消えるため、帰宅後のメンテナンスが楽なのも高評価ポイントです。

オススメNo.3:前かご積載もOK!コンパクトな入門モデル
ダイワ(DAIWA)ミニクール S850
極めてコンパクトで扱いやすいミニサイズ。自転車の前かごにもスポッと収まりやすい設計です。
- サイズ:220×330×310(mm)
- 断熱材:発泡スチロール(軽量性と価格優先)
- 重量:1.7kg
- 容量:8.5L
保冷力は標準的ですが、そのコンパクトさからくる安定感は抜群。ちょっとした小物入れとしても使いやすく、価格も手ごろなので、自転車釣行の入門用として最適です。

まとめ:クーラーボックス選びの最終チェックポイント
クーラーボックスは、軽さ・大きさ・値段、そして保冷力のバランスが重要です。ご自身の使い方に合った一台を選ぶために、以下のチェックポイントを参考にしてください。
- サイズ: 必ず10L以下を目安に、愛車のキャリアやカゴの寸法に合うか確認する。
- 保冷力: 日帰り・夏場の使用が多いなら、真空パネル混在モデル(No.1)も検討する。
- メンテナンス: 帰宅後のことを考え、抗菌仕様や水抜き栓の有無もチェックする(No.2)。
軽くて安定したクーラーで、安心安全に釣果を持ち帰りましょう!
クーラーボックスの値段・スペックの違いについてはぜひこちらの記事もご覧くださいね。
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