ENVEからオールロード用ハンドル「SES ALL ROAD」登場。

サイクリング

オールロード用ハンドルが新登場

アメリカのカーボンパーツブランド「ENVE(エンヴィー)」公式ページで新製品が発表されました。

 

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Hand positions to keep you comfortable and stable. The all new SES AR bar mated up to an all road @isenworkshop. #iRideENVE #BuiltwithENVE

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ホイールやエアロハンドルで人気の「SES」シリーズに新しく「ALL ROAD」というモデルが追加されました。

販売価格は?

価格はまだ発表されていませんが、本国サイトでは$375となっていて、本日時点で為替レートは1$約¥105なので販売価格は約¥40,000~50,000前後といったところでしょうか。

 

ドロップハンドルで定番のSES エアロロードハンドルが本国では$400なのでこちらのほうが少しお安い価格設定。

 

国内の入荷時期は?

日本国内の輸入元、ダイアテック社によると国内の入荷時期は11月末頃を予定しているそうです。

昨今の自転車ブームによって業界全体的にパーツの供給が不足しているそうなので、確実に手に入れるなら早めに取扱店舗から予約を入れておいたほうが良さそう。

取扱店舗

 

Gハンドルとの違いは?

エンヴィファンの方はすでにご存じかもしれませんが、もうすでに発表済みのグラベル用ハンドル「Gシリーズ グラベルハンドルバー」という商品はすでに存在しています。

 

グラベルとオールロードの違いは?と聞かれると答えるのは難しいですが、砂利道などのオフロードから舗装路まで走れるというイメージはだいたい同じです。

 

ふたつを見比べてみると、以下の点について違いがありました。

 

・ARハンドルはエアロ形状、Gハンドルは丸形状

・下ハンドルのフレアー形状の違い

・ハンドル幅ラインナップの違い

 

 

 

ふたつのハンドルのジオメトリーを比べてみました。

 

ARハンドルはフレアー幅はやや小さめ。

ブラケット部分よりもエンド部分が5cmずつ広い設計で、これはSESエアロハンドルとほぼ同等です。

 

Gハンドルはブラケットよりもエンドが12cmも広い設計になっています。

 

上ハンドル部分はARはエアロ形状、Gハンドルは丸形状となっており、これらの事からARハンドルはどちらかというとスピードが出やすい舗装路寄り、Gハンドルはオフロードよりに作られたものだと予想されます。

 

 

ハンドル幅のラインナップもARハンドルは38~46mm、Gハンドルは42~48mmとなっています。

 

ハンドル各部の剛性比較データ

 

各部分の剛性を比較したデータがあります。

 

上ハンドル、ブラケット、下ハンドルすべての項目でARハンドルの剛性は最低クラスとなっていて、非常に振動吸収性や快適性の高いハンドルに仕上がっています。

 

Gハンドルの方がオフロード寄りだと考えると、こちらの方が剛性が低くても良さそうなものですが、意外とそうでも無いようです。

 

ロードバイクやグラベルバイクの乗車時間のうち、ブラケット部分を持っている時間が7~8割ほどあると考えると、このブラケット部分の剛性の低さはロングライドでの疲労の低減にかなり効果がありそう。

 

 

カーボンエアロハンドルにしたいけど剛性が高そうで使いこなせるか心配、今はアルミハンドルだけど乗り心地を良くしたい、という方にピッタリではないでしょうか。

 

安心の保証システム

カーボンハンドルとしてはかなり高級な部類に入りますが、万が一破損した場合も生涯保証と5年間の限定保証が付いてくるので安心してオフロードでも使うことが出来ます。

 

初期不良については5年間の限定保証、それ以外の乗車中の損傷や事故による損傷は生涯無料で製品を交換してくれます。(送料、作業費などは持ち主負担)

 

そもそもエンヴィ製品のハンドルやリムが割れたというのはまったく聞いたことがありません。

 

たしか何年か前のサイクルモードか何かのイベントでのデモンストレーションで、リムのカットサンプルをコンクリートブロックに叩きつけて割れるか試してみて下さい、みたいなのがあった気がするのですがはっきりとは覚えていません(;^_^A

 

下手に中華カーボンの安いハンドルを買うよりも、エンヴィ製品を使うことで安心や安全を買えるなら決して高くはないでしょう。

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