
自転車釣行でのロッド運搬、あなたはどうしていますか?
2ピースロッドは性能面で魅力的ですが、仕舞寸法は1〜1.5mと長く、自転車での移動には不便です。そこで自転車釣行ではコンパクトロッドや仕舞寸法の短いロッド、そして保護性能のあるロッドケースが重宝します。
まずは以前ご紹介したコンパクトロッドのまとめも参考にどうぞ。
この記事の目次
- ロッドの持ち運び方法(3つ)
- 使用シーン別の選び方(自転車/車/電車)
- 素材・構造の違い(ソフト/セミハード/ハード)
- おすすめロッドケース(用途別)
- モデル比較(スマホ向け箇条)
- メンテナンス・保管のコツ
- よくある質問(FAQ)
ロッドの持ち運び方法|大きく3つ
- 自転車に結び付けて運ぶ
- バッグに入れて持って行く
- ロッドケースに入れて背負う
コンパクトロッドなら上記3つすべてが可能です。2ピースロッドは基本的に「1または3」。いずれの方法でも、竿を守るためにはロッドケース(あるいはしっかりしたチューブ)が必須です。
使用シーン別の選び方(深掘り)

自転車釣行 ロッド固定例
自転車釣行(近場/E-BIKE含む)
自転車釣行では軽さ・コンパクト性・固定方法のしやすさが優先。
リュック収納やフレームへの固定を想定して、仕舞寸法が短いロッド+薄型のセミハードや折りたためるケースが便利です。
E-BIKEなら多少の重量はアシストでカバーできますが、取り回しのしやすさは重要です。
車での遠征(長距離・長尺ロッド)
車での遠征ではロッドの出し入れのしやすさを優先します。よっぽど特殊な車種でなければどんな方法でも大丈夫。
長尺ロッドを運ぶならソフトケースやセミハードケースがおすすめです。
車載時に他の荷物と接触して破損するケースもあるので、荷物が多いならハード系が無難です。
電車・公共交通利用(遠征の最終手段として)
電車移動をするなら、折りたたみ式ロッド・マルチピースロッドが理想。
他の乗客の迷惑にならないようにできるだけコンパクトにしましょう。
セミハードで衝撃を吸収できるもの、ショルダーベルトがしっかりしているタイプが安心です。
ロッドケースの素材・構造の違い(何が違う?)
ソフトケース(布製)
メリット:軽量でコンパクト、価格が安い。
デメリット:保護性能は低め。穂先の保護を重視するなら内部に別途カバーが必要。
セミハードケース(補強材入り)
メリット:軽さと保護のバランスが良い。多少の衝撃や擦れに強い。自転車釣行向けの最適解になることが多いです。
デメリット:フルハードよりは保護力が劣るが日常使いでは十分。
ハードケース(プラ/樹脂/アルミ等)
メリット:最高レベルの保護。磯渡しや長尺ロッド、航空輸送時に向く。
デメリット:重い・かさばる。自転車での長距離移動や担ぎ上げには不向き。
用途別:実用的なおすすめロッドケース(ピックアップ)
プロックスコンテナギア5レングスハードロッドケース(車載・短距離向け)
定価:¥22,000 税込
- レングス変更が可能な大容量ハードロッドケース
- 頑丈なポリエチレン素材で遠征でのタックルの移動も安心。
- デメリットは重量が増す点。自転車長距離移動には不向き
ダイワ(Daiwa) ライトロッドケース(D)(長尺・遠征向け)

定価:約11,300〜16,500円
- 130~195cmまで対応の長尺モデルで磯や船釣りにも対応
- 内部の仕切りやクッション性が高く保護性能良好
- 軽さ・保護性能のバランスも悪くない
アブガルシア セミハードロッドケース 120-210(自転車釣行向け)

定価:5,800円
- ロッドの長さに合わせて長さ調節が可能なセミハードロッドケース
- 補強材入りで多少の打撃や擦れに強い
- 肩掛け仕様で自転車背負いにも使いやすい
DRESS セミハードロッドケース— 極限の保護性能
定価:14,080円
- 高い剛性で磯・瀬渡しなどの過酷な環境でも竿を守る
- 重く長距離徒歩や自転車には不向きだが、車載や保管では最強
- 150、160、180サイズあり
モデル比較
主要4モデルの特徴をまとめました。スマホでも見やすいよう箇条書きで比較しています。
プロックスコンテナギア5レングスハードロッドケース
- 対応長さ:150~220cm
- 剛性:高
- 重量:やや重め
- 用途:車載・短距離移動向け
ダイワ(Daiwa) ライトロッドケース(D)
- 対応長さ:130~195cm(長尺ロッド対応)
- 剛性:中〜高
- 利点:軽さと保護のバランスが良い
- 用途:遠征・磯釣り向け
アブガルシア セミハードロッドケース 120-210
- 対応長さ:120cmから210cm
- 剛性:中
- 利点:長さが調整可能で幅広いロッドに対応可能
- 用途:自転車釣行・電車移動に向く
DRESS セミハードロッドケース
- 対応長さ:長尺(~178cm)対応
- 剛性:非常に高い
- 用途:車載・航空輸送・磯釣り向け

自転車釣行 ロッド固定例
このバイクにつけているのは、
「MajorCraft クロステージモバイル CRX-904ML(廃盤品)」
純正で付属しているセミハードケースで、全長は約82cmです。
(ロッドの仕舞寸法は73cm)
⇒後継品「タイドリフト TD1-904ML」
ベルトはボレーストラップを使用しています。最近は他社からも似たようなベルトがいろいろ出ているので、どれでもOKです。
メンテナンス・保管のコツ(実用的)
ロッドケースの持ちを良くするための具体的な手順を紹介します。
海釣りのあと(必須)
- ケース内部と外側を真水で洗い、塩分を取り除く。
- 濡れたまま保管しない。完全に乾かしてから収納する。
- ジッパーや金具は水分が残ると固着するので、乾燥後にシリコングリスを軽く塗布。
ファスナーが固くなったら
シリコン系の潤滑スプレーを極少量使うと復活します。直接竿にかからないようマスキングして使ってください。
長期保管のポイント
- 直射日光を避け、風通しの良い場所で保管。
- 重ね置きは避け、竿に負担がかからないように保管する。
- 湿気対策で乾燥剤を入れておくと劣化を遅らせます。
よくある質問(FAQ)
Q:2ピースロッドは入る?
A:ケースの内寸を必ず確認してください。仕舞寸法が1〜1.5mの2ピースは、160cm対応クラスや長尺対応ケースであれば収納可能です。
Q:飛行機に持ち込める?
A:航空会社ごとの規定があるため、事前に確認が必要です。手荷物扱いになるケースや有料で預かりになることがあります。
Q:自転車に固定する安全な方法は?
A:ゴムバンド+固定ベルトでフレームの剛性ポイント(ヘッドチューブ近傍・シートチューブ)に2点固定するのが基本。先端の飛び出しはなるべく抑え、左右どちらかに偏らないように固定してください。
まとめ:自分の釣行スタイルに合うロッドケースを選ぼう
自転車釣行で重要なのは「移動のしやすさ」と「竿の保護」のバランスです。毎回行くフィールドや使用するロッド、移動手段(自転車/車/電車)を考えて最適なケースを選べば、釣りの準備や現地での行動がぐっとラクになります。
※本文中の仕様・価格・在庫は変更される可能性があります。購入前に販売ページで最新情報をご確認ください。
自転車釣行用バッグも気になる方はこちら
コメント